ピンポイントは良くも悪くも…

今日は異なるアプローチについて私自身の考えも交え、お話したいと思います。

 

えぇ、私は理学療法士をしていますが、その理学療法東洋医学、そしてオステオパシーの3つについて考えてみます

 

 

理学療法士は局所を見るプロ

 

理学療法士は主に、患者の運動機能を改善し、整形を例にすると主に痛みを無くすことに特化しています。医学的根拠に基づいたアプローチを使用し、特定の身体部位の障害や機能不全に焦点を当てます。例えば、膝の怪我を負った患者に対して、理学療法士は膝周辺の筋肉を強化する運動や、関節の動きを改善するために、骨の誘導や筋肉、靭帯、脂肪組織などの柔軟性を出すなどその原因を細かく特定しアプローチします。この「局所的なアプローチ」は、急性の障害や特定の問題に対する直接的な治療に非常に効果的です。

 

 

東洋医学オステオパシーは全身を一まとまりとして見る

 

一方で、東洋医学オステオパシーはより全体的なアプローチを取ります。東洋医学では、体のバランスやエネルギーの流れ(気)を重視し、針治療や漢方薬を用いて体全体の調和を目指します。オステオパシーもまた、全身の構造と機能が互いに密接に関連しているという哲学に基づいており、手技を用いて体の自然な治癒力を促進します。これらのアプローチでは、一つの部位だけでなく、体全体の健康が重要視しています。

 

 

個人的な視点:全体を見ることの重要性

 

私個人としては、体全体を一つのシステムとして捉えることのほうが好きです!良い悪いというより、それぞれに得意な分野があるため、ここでは単純に私の好みの話です!笑

なぜなら、体の各部分は互いに連動して機能しており、一箇所の不調が他の部位に影響を与えることが少なくないからです。これは普段の臨床でも多々思うことがあります。

たとえば、背中の痛みが実は足の不適切なアライメントから来ている場合、その足の問題を見落としてしまうと根本的な解決には至りません。

このように、全体的な視点から治療を考えることで、より持続的な健康の手助けができると考えています!