揉む?さする?強く?弱く?どれがいいんだい⁈

マッサージや自己ケアの方法として、「揉む」「さする」という技術がありますが、どちらが良いのか、またはどの強さが最適なのか、というのはあるあるな疑問です。個々の好みや体の状態によって最適な方法は異なるため、一概に「これが正しい」とは言えません。今回は、このテーマについて少し考えてみましょう

 

 

その人が思ういい方でやればいい

 

人はそれぞれが独自の感覚を持っており、何が心地良いかは個人で異なります。その方の身体が何を求めているのかを理解し、それに応じて施術の方法を選ぶことが最も重要だと思います。例えば、疲れがたまっている時には力強い揉み方が効果的かもしれませんが、リラックスを求めている時には優しいさすりが適しているかもしれません。

 

 

人は主観、感情の生き物だから

 

人間の感覚は非常に主観的で、感情に大きく影響されます。その日の気分や体調によって、同じマッサージでも感じ方が異なることもあります。ストレスが多い日には、リラックスできるようなマッサージを求めるかもしれませんし、活動的な日には少し強度の高いマッサージを好むかもしれません。

 

 

 

アルント・シュルツの法則

 

アルント=シュルツの法則は元は薬理学で知られる原理で、生物に対する化学物質の作用はその濃度や投与量によって異なる効果を示すというものですが…

施術においては、刺激の強度と神経・筋の興奮性についての関係性を示したもので、ざっくりと以下の内容です。

 

弱刺激→神経機能を喚起

中等度の刺激→神経機能を興奮

強刺激→神経機能を抑制

最強の刺激→神経機能を静止

 

 

結論としまして、自分の経験的には…

 

施術はその人の体調や好みによって大きく左右されるもの!で、

施術側としては、クライアントが望む方法で対応できるのがいいかなと思います。 

客観的に体をみれる人は違いますが、基本的に主観MAXで生活してるわけで…そして、そこには自分の好み・感情が大きく関わっていますので。

 

ただ、より健康に生きることを考えると…

自分自身の感覚に少し耳を傾け、客観的に、いわゆるメタ認知能力を上げることも大切かなと感じます