使える?使えない?どっちなんだい⁈

え〜今日は患者さんとの話の中であったことで、筋肉が張ってるってことは筋肉あるってことではないの?

について考えていきましょー

 

題して…

筋肉の収縮と伸長について

〜その筋肉は使える?使えない?どっちなんだい!〜

 

筋肉の動きは、収縮(短縮)と伸長の二つの主要な動作から成り立っています。要するに短くも長くもなれる必要があるわけです!

正直、ポイントはこれだけです!

 

 

1. 筋肉の収縮と伸長

 

筋肉が「収縮する」とは、(このブログでは)筋線維が短くなることを意味します。これは一般に、何かを持ち上げるときや体を動かすときに体験することです。反対に、「伸長」は筋線維が元の長さよりも伸びることを指し、例えば物をゆっくりと下ろす動作で体験することができます。

この収縮と伸長のサイクルが、筋肉がちゃんと機能するということです。

 

 

2. 等尺性収縮と筋肉の状態

 

一方で、「等尺性収縮」という形態も存在します。これは、筋肉が長さを変えずに力を発揮する状態を指します。例としては、壁を押しても動かない状態で、この収縮では、筋肉は短くも長くもならずに固定された状態で力を発揮しています。

 

等尺性収縮は、1日に7秒行えば筋肉が維持できると言われたりすることもあり、筋肉が外見上「太く見える」効果をもたらすことがあります。しかし…

これは「使える筋肉」イコールということではありません。ここでいう使える筋肉とは、単純にスポーツ競技などに活かせるかと考えていただければ大丈夫です。

筋肉がただ硬くなり体積が増すだけで、実際にはその筋肉が動的な活動や他の運動形態において効率的に機能しているわけではない・

できない場合があるわけです。

うまく収縮(短縮)しきれていなかったり、伸長されながら最後まで働けなかったり

このため、等尺性収縮のみであったり、狭い可動範囲でのトレーニングだけでなく、大きな可動範囲をとり動的な収縮と伸長を組み込んだ総合的なトレーニングがおすすめです。

 

 

え〜まとめますと

 

筋肉の健康と機能を最大限に引き出すためには、単に「見た目が良い」ことを超えて、筋肉が実際に「使える」状態であることが重要です。最近ではボディメイクが流行っていますが、ある意味、筋肉を大きくするだけならうまく筋肉を働かせれなくても、ただ疲れて疲労物質を溜めてあげればいいわけです。しかし、これは体の疲労や痛めることにもつながります。

 

収縮と伸長を適切に組み合わせたトレーニングを行い、筋肉を均等に発達させることが、日常生活やスポーツのパフォーマンス向上に繋がり、かつ綺麗なボディメイクにも繋がります。

 

まず基本は大きく体を動かしましょー!(^^)

栄養失調の昔と今

 

今回は、「栄養失調の昔と今」についてのお話です。

 

栄養失調と聞くと、多くの人が食糧不足によるものを想像するかもしれませんが、時代が変わるにつれて、栄養失調の形も大きく変化しています。今回は、栄養失調がどのように変化してきたのか、そして現代における栄養失調の新たな課題について掘り下げてみましょー

 

 

昔の栄養失調→食糧不足の時代

 

かつての栄養失調は、主に食糧不足が原因でした。戦争、自然災害、経済的困難などが重なり、多くの人々が十分な食事を得ることができない状況にありました。特に第二次世界大戦後の復興期においては、多くの国で食糧が極めて限られており、多くの人々がカロリー不足に苦しんでいました。

 

 

今の栄養失調→現代型栄養失調

現代型栄養失調は、意外にも多くの人々が経験している問題です。見た目には健康そうでも、実は栄養素の偏りや不足が生じている状態を指します。

 

主な原因としては…

1. 加工食品の普及

   現代の食生活において、手軽で時間をかけずに済む加工食品やファストフードが広く普及しています。これらの食品は高カロリーである一方で、必要なビタミンやミネラルが大幅に不足していることが多いです。

僕自身、お昼を100円のスティックパンで過ごしたりよくしてました。お腹は膨れますし、安くすみます!笑

 

2. 食生活の西洋化

   肉類や砂糖、脂質の多い食事が増え、これに伴い伝統的な野菜中心の食事が減少しています。これが栄養の偏りを招いています。

 

3. 生活習慣の変化

   忙しさやストレスから食事をおろそかにする生活習慣が根付いており、バランスの良い食事をとる機会が減っています。

 家電や電子機器の発達により、明らかに昔に比べて生活にかける必要がある時間が減っているはずなのに、なぜか現代人は忙しくてしています。(その理由はまた別の機会に)

 

 

具体的な問題点は…

1. ミクロ栄養素の不足

   鉄分、亜鉛、ビタミンA、ビタミンDなど、体の機能を正常に保つのに必要なミクロ栄養素が不足しがち。これらの不足は、免疫力の低下や成長不良、さらには慢性疾患のリスク増加につながることがあります。

 

2. 肥満と栄養失調の同時発生

   カロリーは過剰に摂取しつつも、必要な栄養素が不足する「隠れ栄養失調」が問題となっています。見た目には肥満かもしれませんが、栄養的には不健康な状態です。

 

3. 糖尿病や心血管疾患への影響

   栄養の偏りは、糖尿病や心血管疾患などの生活習慣病を引き起こす要因にもなります。不健康な食生活が続くことで、これらの疾患のリスクが高まります。

 

 

とりあえずはこんな感じです!

ダイエットと一緒で、やることは決まっています。

「バランスのいい食事」!これだけです(^^)

 

ダイエットもそうですね。

消費カロリーが摂取カロリーを上回っていればいいだけ。食べ物を制限して運動するだけ

 

答えはとっくにわかっていることなのに、

できるだけ効率的に…

できるだけラクに…

など、条件を加えていくから色々な方法が考えられますが、どれもうまくいかない人がいます

 

自分自身にもこの場を使って、言い聞かさせていただきたいと思います

 

やることはわかっている。やるだけ!です(^^)

でんぐり返しと脊柱の柔軟性:健康への鍵

はい、今回はでんぐり返しについてです!

子どもの頃だれもが一回はしたのでは?という遊びの一つです。これが実は健康やフィットネスにおいても重要な「技能」であると考えられます。この動きは、特に脊柱の柔軟性を高め、正しい姿勢を維持するのに役立ちます。なので、でんぐり返しの健康への利点と、その実践に必要な脊柱の柔軟性について少し深掘りしてみようと思います!

 

 

脊柱の柔軟性が必要

 

でんぐり返しを行う際には、脊柱、特に背骨が適切に曲がることが重要です。これには高いレベルの柔軟性が求められます(子どもの頃には当たり前ですが 笑)。脊柱が柔軟であると、怪我のリスクを減少させるだけでなく、日常生活での動きもスムーズになります。例えば、脊柱が硬いと、身体を前後や左右に曲げる動作が制限され、それが様々な身体的不調を引き起こす可能性があります。

 

 

姿勢の意識:丸くなることの重要性

 

私たちは通常、背中が丸くならないようにすることに気を使いますが、でんぐり返しの技術を習得する上では、逆に背中を効果的に丸める能力が求められます。これにより、身体は球体のような形を作り、スムーズに転がることが可能になります。この動作は、背骨の自然なカーブを活用し、負担を適切に分散させるため、正しい方法で行えば、背中へのストレスを軽減します。

 

 

脊柱の柔軟性と自律神経との関係

 

脊柱の柔軟性は、自律神経の健康にも影響を及ぼします。自律神経系は、心拍数、消化、呼吸など、意識的にコントロールできない多くの体の基本的な機能を調整しています。研究によると、脊柱の健康が自律神経のバランスに良い影響を与え、ストレス応答の改善や睡眠の質の向上などが見られます。したがって、でんぐり返しを含む体操やヨガの練習は、この重要な神経系の調和を助け、全体的な健康を促進する可能性があります。

 

 

交感神経と副交感神経のバランス

 

脊柱が柔軟であると、神経の通り道である脊髄への圧力が減少し、神経の機能が正常に保たれやすくなります。具体的には、脊柱が硬いと神経圧迫が起こりやすく、これが自律神経の不調を引き起こす一因となることがあります。逆に脊柱が適切に柔軟であることで、交感神経と副交感神経の働きがバランス良く機能し、体のリラックスや活動状態の切り替えがスムーズに行われます。

 

 

え〜まとめますと…

 

でんぐり返しはただの子供の遊びではなく、脊柱の柔軟性を高めることで全体的な健康に寄与する重要な運動です。(いきなりは逆に首を痛めるかもなので、徐々にいきましょー!!)日々のルーティーンにこれを取り入れることで、自律神経のバランスを整え、ストレス解消にも役立つでしょー(^^)

 

いきなりは逆に首を痛めるかもなので、徐々にいきましょー!!

 

 

大人の運動に欠けている「3次元的アプローチ」とその重要性

子どもと遊んでいる時にやっと思ったことです!それは大人は平面で生活しているなということ。

子どもたちは公園でジャングルジムや登り棒で遊んでいる姿は高さ、幅、奥行きのあるまさに3次元で生きてるんだなと。

この3次元的な運動は、単に楽しいだけでなく、身体能力やバランス感覚に大きく影響しているはずです

 

一方で、一般的な大人はフィットネスジムでのトレーニングを中心に運動しています。ここでの運動はランニングマシンやウェイトトレーニングのように、比較的平面的で直線的な動きが中心です。これにより、特定の筋群を鍛えることはできますが、子どもたちが自然と行っているような全身を使った複雑な動きは不足しています

 

この「3次元的な運動」の不足が、単純な運動量の不足だけでなく、運動の質の低下に関わっていると考えられ、ぼくたち大人の体力や柔軟性、さらには健康への影響も懸念されます。たとえば、3次元的な運動は体のさまざまな部位を均等に使い、関節の柔軟性や平衡感覚を高めるのに役立ちます。これらは日常生活での怪我の防止にも直結し、高齢になっても自立した生活を送るためには欠かせない要素です。

 

では、大人も子どものように3次元的に運動するにはどうすればよいのでしょうか。

ジャングルジムのぼりますか?

登り棒のぼりますか?

もちろん、それが一番いいのでしょうか(^^)笑

現実的な提案としては、でんぐり返しや逆立ちがいいのではないでしょうか!

これらの運動は全身を使い、バランスと体のコントロールを要求されます

。特に逆立ちでは、体を安定させるために腕、肩、背中、腹部の筋肉が均等に鍛えられ、体の軸を意識することが必要です。また、でんぐり返しは体の柔軟性と同時に、空間認識能力を高めるのに役立ちます。

 

健康を保つためには多様な運動が必要です。子どもたちの遊びから学び、大人も3次元的な運動を取り入れることで、より健康で活力のある生活を手に入れましょう。

 

ぜひまずは、でんぐり返しをクルンと丸く転がれるか試してみてください(^^)

ウェイトトレーニングはスピードが遅くなる⁈

今日は、ウェイトトレーニングがスピードや体の連動性に与える影響についてのお話です

 

僕自身は空手をしていまして、大学生になりウェイトトレーニングをし始めました。結果として疲れやすい、下手な動きをするようになっていたという経験があります

 

ウェイトトレーニングは体力と筋力の向上に有効ですが、トレーニング方法によっては全身の協調動作やスピードに影響を与えることがあります。多くのトレーニングプログラムが特定の筋肉群に焦点を当てがちなのですが、これの注意点さ全身の連動性を低下させる可能性があるということです

 

 

筋肉ごとの特化型トレーニングの限界

 

伝統的なウェイトトレーニングでは、しばしば一つの筋肉または筋肉群を選択的に鍛える方法が取られます。このアプローチは、特定の部位を効果的に強化することができる一方で、体の他の部位との調和を欠くことがあり、これがスポーツのパフォーマンスにおいて全身の協調的運動を妨げることにつながることがあります。

 

 

関係主義的アプローチへの移行

 

最近では、部分的な筋力強化だけでなく、全身の連動性を重視するトレーニングの重要性が見直されています。これは関係主義的なアプローチと呼ばれ、体の各部がどのように互いに影響し合うかを理解し、その上でトレーニングを行います。おもに、機能的な動きや複合的なエクササイズを行い、全身の協調性や効率的な力の発揮を促します

 

 

 筋トレとスピードの関係

 

ウェイトトレーニングにより筋肉がつき体重が増えることはありますが、それは必ずしもスピードを低下させるわけではありません。適切なトレーニング方法を選べば、体重増加にもかかわらずスピードを維持することが可能です。重要なのは、筋肉の量だけでなく、筋肉の質とその動きを最適化することです。

 

 

バランスの取れたトレーニングの提案

 

レーニングプログラムを組む際は、個々の筋肉を鍛えるだけでなく、全身の調和と機能を考慮することが大切です。ボディメイクが目的であればそこまでこの考えは必要ではありませんが(本当のトップを目指す場合は必要な部分はあります)、野球やサッカー、パワーリフティングなどの全身の協調的運動が必要な競技では、全身を使う動作のトレーニングを取り入れることで、筋肉の連携を高め、スピードやパフォーマンスの向上を図ることができます。

 

 

え〜、結論としましては…

 

ウェイトトレーニングが身体に与える影響は多岐にわたりますが、適切なトレーニング方法を選ぶことで、筋肉量の増加がスピードや全身の連動性に悪影響を与えることはありません。全体的な体の機能を考慮したトレーニングが、最終的にはより高いパフォーマンスへとつながります。

トレーニーのう◯ちは臭い?

今日は自分が経験のある、また結構言われるこの内容について少しお話します!

 

題して…

プロテイン摂取と体臭・便臭の関連性

〜なぜトレーニーの便が臭くなるのか?〜

 

フィットネスやボディビルディングの愛好者の間で一般的なプロテインの摂取は、筋肉の回復と成長を促進するために欠かせない習慣です。しかし、高たんぱく質の食事が体臭や便臭にどのように影響を及ぼすのかは、あまり考えることはないのではないでしょうか?

そこでプロテイン摂取が便の臭いにどう影響するのか、その理由を三つ挙げてみます

 

 

①消化不良による硫黄化合物の増加

 

プロテイン、特に動物性たんぱく質は、消化が完全に行われないことがあります。特にたんぱく質の過剰摂取は消化器系の負担を増加させ、十分に消化されずに大腸に達することがあります。大腸内でこれらの未消化たんぱく質が分解される際、硫黄を含むガスが発生し、これが特有の強い臭いの原因となることがあります。

 

 

②腸内フローラの変化

 

たんぱく質の摂取量が増えると、それに伴い腸内フローラが変化することもあります。たんぱく質を多く摂取することで、腸内で優勢になる細菌の種類が変わり、腐敗菌が増加する可能性があります。これらの腐敗菌は、たんぱく質を分解する過程でアンモニアや他の有害物質を生成し、便の臭いを強くする原因となります。

 

 

③脱水と便の硬化

 

プロテイン摂取と同時に水分摂取が十分でない場合、脱水状態になりやすく、これが便秘を引き起こすことがあります。便秘になると便が大腸内で長く滞留し、その間に腐敗や発酵が進むことで臭いが強くなることがあります。このため、高たんぱく質の食事を摂る際は、適切な水分補給が非常に重要です。

 

 

はい、ということで結論としまして…

 

プロテインの摂取は筋肉の成長には有効ですが、その摂取方法や量には注意が必要です。便の臭いが気になる場合は、たんぱく質の量を調整する、消化を助ける食品やサプリメントを取り入れる、水分を十分に摂るなどの方法が考えられます。体の変化を注意深く観察し、健康を維持するためのバランスの取れたアプローチを模索していきましょー

 

うんちは「大便」と言われるように、体からの「大きな便り」です

今は色んな知識は簡単に手に入れることができますが、逆にどれがいいの?と疑問に思うことも私自身よくあります。

現代では逆に、より自分の体に耳を傾けることも必要ではないでしょうか?(^^)