ウェイトトレーニングはスピードが遅くなる⁈

今日は、ウェイトトレーニングがスピードや体の連動性に与える影響についてのお話です

 

僕自身は空手をしていまして、大学生になりウェイトトレーニングをし始めました。結果として疲れやすい、下手な動きをするようになっていたという経験があります

 

ウェイトトレーニングは体力と筋力の向上に有効ですが、トレーニング方法によっては全身の協調動作やスピードに影響を与えることがあります。多くのトレーニングプログラムが特定の筋肉群に焦点を当てがちなのですが、これの注意点さ全身の連動性を低下させる可能性があるということです

 

 

筋肉ごとの特化型トレーニングの限界

 

伝統的なウェイトトレーニングでは、しばしば一つの筋肉または筋肉群を選択的に鍛える方法が取られます。このアプローチは、特定の部位を効果的に強化することができる一方で、体の他の部位との調和を欠くことがあり、これがスポーツのパフォーマンスにおいて全身の協調的運動を妨げることにつながることがあります。

 

 

関係主義的アプローチへの移行

 

最近では、部分的な筋力強化だけでなく、全身の連動性を重視するトレーニングの重要性が見直されています。これは関係主義的なアプローチと呼ばれ、体の各部がどのように互いに影響し合うかを理解し、その上でトレーニングを行います。おもに、機能的な動きや複合的なエクササイズを行い、全身の協調性や効率的な力の発揮を促します

 

 

 筋トレとスピードの関係

 

ウェイトトレーニングにより筋肉がつき体重が増えることはありますが、それは必ずしもスピードを低下させるわけではありません。適切なトレーニング方法を選べば、体重増加にもかかわらずスピードを維持することが可能です。重要なのは、筋肉の量だけでなく、筋肉の質とその動きを最適化することです。

 

 

バランスの取れたトレーニングの提案

 

レーニングプログラムを組む際は、個々の筋肉を鍛えるだけでなく、全身の調和と機能を考慮することが大切です。ボディメイクが目的であればそこまでこの考えは必要ではありませんが(本当のトップを目指す場合は必要な部分はあります)、野球やサッカー、パワーリフティングなどの全身の協調的運動が必要な競技では、全身を使う動作のトレーニングを取り入れることで、筋肉の連携を高め、スピードやパフォーマンスの向上を図ることができます。

 

 

え〜、結論としましては…

 

ウェイトトレーニングが身体に与える影響は多岐にわたりますが、適切なトレーニング方法を選ぶことで、筋肉量の増加がスピードや全身の連動性に悪影響を与えることはありません。全体的な体の機能を考慮したトレーニングが、最終的にはより高いパフォーマンスへとつながります。